2020/04/09 08:47




新型コロナウイルスの蔓延により、ネット上では様々なフェイクニュースが飛び交っています。

チュニジアではニンニクが新型コロナウイルスの予防に効くというデマが広まり、人々がニンニクを買い漁った結果高騰を招いているそうです。

しかし、あながち全て間違っている訳ではありません。

あの小さな塊の中に、B1、B6、Cなどのビタミン類やカリウム、食物繊維がギュッと詰まっています。さらに特筆すべきは、においのもとになっているアリシンという成分。免疫力をアップさせるほか、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれるうえ、血圧を下げる、血糖値を下げる、血液をサラサラにするなど数え切れないほどの健康効果があります。

 さらに特筆すべきは、にんにくには加熱するかどうかで効能が変わるという特徴もあるということ。

生にんにくには抗菌、抗ウイルス作用があり、食中毒や風邪の予防になります。この効果を引き出すには、すりおろして食べるのがいいです。一方、加熱するとアリシンがアホエンという成分に変わり、抗がん作用が生まれます。ただしこれは低温加熱が条件なので低温の火や油で調理してください。

 また、しょうがも、古来から生薬として漢方に使われるなど、さまざまな効能のある食べ物として知られています。

 優れた効能の秘密は、ジンゲロールやショウガオールといった辛み成分にあるそうですが、にんにく同様、しょうがも加熱によって健康効果が変わります。

生のしょうがにはジンゲロールが多く、殺菌作用や免疫細胞の活性化、抗炎症作用などさまざまな効能があります。ただし、ジンゲロールは酸化しやすく、空気に触れて3分後には減ってしまうので、食べる直前にすりおろしてください。

 ジンゲロールは熱を加えるとショウガオールに変化し、血行をよくして体を温める作用に変化します。冷え症で悩んでいる女性は、スープや温かい料理に加えてください。

「これが新型コロナウイルスに効く!」なんて食材はないにしても、免疫力アップを目指して病気に強い身体を作りたいものですね!

あと、除菌抗菌も忘れずに(^^;)